2026.11.01シーリングの基礎知識

シーリング材の1成分形・2成分形の違いと見積もりの確認点

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シーリング改修の見積もりに「1成分形」「2成分形」と書かれていても、それが性能の差なのか、工事方法の違いなのか分かりにくいものです。管理会社やオーナーの方が材料を比較する際は、数字が大きい方が高性能、混ぜない方が確実、といった判断を避け、商品と施工部位の条件を確認したいところです。

この記事では、1成分形と2成分形の基本的な違い、材料名と併せて見たい見積条件、施工会社へ確認する質問を整理します。材料の混合や使用を管理担当者が行うための説明ではありません。実際の工事では、採用製品の施工要領に基づく施工と管理が必要です。

数字は、材料の準備や硬化の仕組みに関する分類

セメダインの製品案内では、1成分形は空気中の水分に反応して表面から硬化する湿気硬化型が主流、2成分形は基剤と硬化剤が反応して固まる混合反応硬化型と説明しています。基剤とは材料の主になる部分、硬化剤はそれと組み合わせて反応させる部分です。出典:セメダイン「1成分形シーリング材」

同社のQ&Aは、2成分形について、専用ミキサーで基材・硬化剤・着色用のカラーを混ぜて使うと説明しています。現場で準備する工程にも違いがあるということです。製品ごとの使用方法は、その商品の説明に従います。出典:セメダイン「2成分型と1成分型のシーリング材の違い」

この分類は、材料の良し悪しを数字で順位付けするものではありません。「2成分形だから長持ちする」「1成分形だから専門工事には不向き」といった結論は、分類名だけからは出せません。どの商品をどの部位に使うかまで確認して比較します。

「変成シリコーン」等の材種名とは別に見る

見積書には、1成分形・2成分形という表記のほか、変成シリコーン系、ポリウレタン系などの材種名が書かれることがあります。混合や硬化に関する分類と、材料の系統を示す名称を、一つの意味にまとめないことが大切です。

例えば「変成シリコーンを使います」という説明を受けても、採用する商品が確定したとは限りません。施工会社へはメーカーと商品名を確認し、どの部位へ使用する計画かを聞きます。材料の分類を自分で組み合わせて推測するより、商品資料を示してもらう方が確実です。

セメダインの案内も、用途・部材・規模・環境に合わせた選定が重要で、材種や硬化の仕組みによって確認する性能が異なるとしています。発注者としては、一つの呼び名だけで条件がそろったと考えず、商品名と適用範囲を対応させましょう。

見積もりで確認したい項目をそろえる

複数社が異なる材料を提案したときは、まず、施工する部位や数量、打ち替えか増し打ちかといった工事の前提が同じかを確認します。その上で、材料の提案理由を聞くと比較しやすくなります。

確認する項目 質問の例 残す資料
商品名と分類 どの商品を採用する予定ですか メーカー・商品名・製品資料
使用する部位 外壁目地と窓まわりは同じ材料ですか 部位ごとの使用材料一覧
選定の理由 下地や工事条件の何に合わせていますか 施工会社の説明・確認事項
施工と養生 施工要領のどの条件を確認しますか 工程と利用再開の案内
未確定の部分 現地確認後に決める項目はありますか 確認の時期と連絡先

これは見積もりを読むための整理例で、材料の適否を判定する表ではありません。商品が未定の場合は、候補を確定する時期と確認方法を聞きます。「同等品」という表記があるなら、何を同じ条件として扱うかも説明してもらいましょう。

2成分形は、指定どおりの組み合わせと混合を確認する

2成分形の提案を受けた場合、発注者が細かな混合作業を指示する必要はありません。施工会社が採用製品の指定に沿って、材料の組み合わせや混合の条件を管理することが確認点です。

シャープ化学工業のQ&Aは、2成分形の混合比率は性能を確認した上で決めており、任意に変えると性能が発揮できず、剥離や劣化、色違い等につながる可能性があると説明しています。時間を短くするために比率を変える、という考え方にはできません。出典:シャープ化学工業「シーリング材、コーキングに関するQ&A」

打ち合わせでは、「採用する製品の組み合わせと施工要領を確認していますか」「施工中の材料管理や工程の記録をどう残しますか」と質問できます。写真を求める場合も、何を確認するための記録かを先に合わせます。容器の写真があるだけで、すべての混合や充填が適切だったと証明されるわけではありません。

1成分形も、施工条件と硬化の確認を省けない

2成分形のような現場混合の工程がない材料でも、下地や施工、養生の確認が不要になるわけではありません。製品に応じた条件を守り、施工する場所や時期に照らして工程を計画する必要があります。

特に、表面の見え方と、工事箇所を通常どおり使える時点を同じに扱わないようにします。管理担当者は「施工が終わる予定」と「清掃や周辺作業を再開してよい条件」を分けて聞き、入居者や清掃会社への連絡に反映しましょう。

養生の説明は、分類名から一律の日数を決めるのではなく、採用する商品と現場条件に基づいて受けます。詳しくは、シーリング工事後の養生期間と清掃・窓開閉の確認点でも整理しています。

プライマーや塗装との組み合わせも、商品単位で確認する

主なシーリング材の商品が分かったら、接着面に使うプライマー(下塗り材)等の組み合わせも確認します。「1成分形だから下塗り不要」といった判断を、分類名だけでしないことが大切です。採用する商品と下地に対するメーカーの指示を、施工会社へ確認してもらいます。

また、外壁塗装も予定している場合は、使う材料と塗料、部位ごとの工程を関係者へ共有します。材種名や成分形が同じでも、それだけで塗装との適合や、作業を引き継ぐ時期まで確定するものではありません。

管理側では材料を選び直すより、担当者ごとに異なる商品を前提に説明していないかを確かめます。商品資料と使用部位の一覧を共有すると、どの組み合わせについて回答を受けたかを残しやすくなります。

材料変更の提案が出たら、変更する理由と範囲を確認する

見積もり時の候補から別の商品へ変える話が出た場合には、商品名だけを書き換えて終えず、何を理由に変更するのかを説明してもらいます。使用部位、施工方法、工程、費用への影響があるかも併せて聞きましょう。

例えば、「別の1成分形へ変更」という表現だけでは、元の提案と何が同じで何が違うかが分かりません。これは実在する現場の話ではなく、変更説明の読み方の例です。分類が同じことを、適用条件や性能がすべて同じことと置き換えないようにします。

オーナーへの説明が必要な物件では、変更の回答を受ける人と、発注内容を判断する人を決めておきます。最終的に使用した商品の記録と施工範囲を残すと、その後の修繕履歴としても活用できます。

材料の分類より、建物の条件に合う説明を受ける

比較の出発点は、「1成分形と2成分形のどちらを指定するか」ではなく、「この部位の改修に、なぜその商品を提案するか」です。工法、下地、材料、工程の説明を一緒に受け、分からない項目は未確認として質問を残しましょう。

株式会社ケーテックはシーリング工事を専門に、打ち替え・増し打ち、サッシ・建具まわり、ALCパネルやタイルまわりの外壁目地を扱っています。サービス案内では、部位と数量を明示した見積もりと、着工前の工程・仕上がり基準の打ち合わせを案内しています。

材料名が分からない段階でも、所在地と気になる箇所、手元にある工事履歴をお知らせください。シーリング改修に関するご相談は、お問い合わせフォーム、または042-848-1662で承ります。


ロープdemo工事RITA
本部:株式会社明誠
https://rita-construction.com/

調布店:株式会社桧成リノベーション(塗装工事)
https://kaisei.biz/

立川店:株式会社ケーテック(シーリング工事)
https://k-tech.works/

八王子店:株式会社Rev美建(塗装工事)
リニューアル中

西八王子店:株式会社ペイント・ラボ(塗装工事)
リニューアル中

小平店:株式会社ユーワ(シーリング・防水工事)
https://yuwa-bousui.co.jp/

花小金井店:株式会社共優美装(タイル工事)
https://kyoyubiso.com/

宇都宮店:株式会社TDS(電気工事)
https://www.tdservice.jp/

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